2019年03月12日  

車いすのご寄付をいただきました~ご寄贈者様との思い出

 H様(ご利用者様)と、そのご長男様との出逢いは平成26年の秋でした。
 H様を慈しむようにお声かけされるご長男様の姿に、「お母さん思いの方だなぁ」と、ほっこりした気持ちになったのを覚えています。

 ご長男様はよく手編みのマフラーを首に巻いて、お母様の面会にいらっしゃっていました。職員が伺いますと、お母様のお手製だと、照れ笑いの表情で教えてくださいました。

 お母様に当苑で生活いただいたのは、平成26年11月から平成27年2月までの、3か月という本当に短い期間でしたが、親子の温かな関わりが印象深く、折に触れ、「Hさん、どうされているかな」と思い返していました。

 再会は1本の電話から始まりました。
 H様のご長男様が、車椅子をご寄付くださるというのです。ご自宅に伺い、久しぶりにお目にかかったご長男様は今もあのマフラーを首に巻いていらっしゃいました。

 「随分頑張ったのだけど」と、H様が永眠されたことを、またこの日が月命日だということをご長男様から伺いました。お母様の月命日に、お母様がお使いだった品を次に活かそうとなさることに感服致しました。また、当苑を覚えていてくださり、お声かけいただきましたこと、しみじみ嬉しく思いました。

 H様、ご長男様、車椅子 大切に使わせていただきます。
再びご縁を頂きましたこと、感謝申し上げます。(生活相談員A)