2023年02月24日  

雛飾り

もうすぐ3月・・・なのにまた雪・・・

でもこの雪とも、もうすぐ見納め!!・・・週末にまた雪予報ですが・・・。

ごそごそ・・・とそんな中、玄関ロビーに職人が来てますよ?

何をしているのかと、覗き込むテルマエロマエK氏
 

 

 

通りすがる、みんなが気になる・・・。

 

なるほど・・・雛飾り!

昨年はリハビリ室に飾っていましたが、今年は玄関ロビーに!!

 

職人N氏、手馴れた手つきで

漆塗りの段の上に、緋毛氈を設置!

緋毛氈のは、魔除けの

子供が健康に育つようにとの願いが込められているのだとか。

雛人形・ひな祭りの謂れは・・・

古代中国の「川で身を清め、邪気を払う上巳節」⇒日本古来の「人形(ヒトガタ)流し」という厄払いと結びつき⇒平安時代の貴族のままごと「ひいな遊び」⇒江戸時代に「雛市」から段飾りが生まれ、「ひな祭り」となったそう・・・。

昔々は、生後1年未満の死亡率は高く、明治32年でも15.38%。

それ以前の時代の子が、3歳まで生きられる確率は、更に低かったと思われ、「人形流し」と言う厄払いの行事

いつしか、子供の健康と成長を祈るものとなり、

現在の形になってきたご様子。

 

 

『出したなら 片付けなければ ひな人形』

「婚期が遅れる!?」などの迷信がございますが・・・。

それは、元来、「人形流し」から厄を受けた人形を水(川)に流す代わりに、素早く片付け、厄払いをすることからきているのだとか。

とりあえず、3月5日までには片付けましょう!

お雛様にとっては、現実、湿気が敵なので天気の良い日を選びましょう

さあ、できあがり・・・

 

・・・と言いつつ、何かが気になるらしい、職人N

微調整に入ります。

そうそう。

おさがりのお雛様は良いの?!

基本・・・NGなんだとか。

ひな人形はその子の厄を一身に引き受けるもの、と言う意味があり、母から娘は勿論のこと、姉妹間であっても、NGなんだとか・・・

・・・人形屋さんの売り込みではないですよ?笑

もちろん、地域によっては、「○○代受け継がれた~」とかいうお雛様もありますので、

気になる方は、娘それぞれに、1対ずつ・・・ケンカにならない様に・・・

気にならない方は、引き継いでも・・・姉妹仲良く♥

逆に、買わない、買ってもらわない・・・と言う手も  それもあり!!置くところない!

ちょうど、通院から帰っていらした方へ初お目見え

「あら、かわいいねえ~♥娘に買うてやったわ~」

第二万陽苑の淑女の皆様に聞きましたところ、

自分が買った、いや買わなかった。孫に買ってやった・・・などなど・・・。

なにしろ、ひな祭りはこうして時代を越えて大切にされてきた風習

時代が変わるごとに変化はしてきましたが、

子供の健康・成長を願い、祝うのは変わらない風習ですね♡

ライフスタイルや、食生活の変化で、方法も変化していますし、

次世代は『デジタル雛人形』とかになってしまったり・・・ありえる・・・

新しい物、古き良きもの、家族みんなで選ぶのも良いのではないかと思います♡

 

to be continued