2019年05月17日  

救急救命講習・実践編~講師:泉野救急隊様

 救急救命士を講師にお招きし、心肺蘇生法や救急隊との患者情報提供の方法を学んでおり、今年で4年目になります。

 

 (写真左)指導してくださる講師の山西先生。(写真右)泉野救急隊の小松隊長様と隊員2名様に講習をご見学いただき、講評をいただきました。

 

 実践編ということで、食事中に意識レベルが低下したという設定で心肺蘇生を実施。泉野救急隊の皆様が見守るなかで緊迫した実習が行われました。経験年数の浅い職員を中心に研修を行ったので、救急隊からのアドバイスは新人職員にとって非常に役に立ちました。

 

 次のシミュレーションは、ロビーでくつろいでいた高齢者が突然胸を押さえて、意識レベルが低下したというもの。発見から119番に通報し、(写真左)救急隊が到着してから心肺蘇生を救急隊と交代し、(写真右)到着した隊長の質問に答えながら、患者情報を的確に伝えるという一連の流れを実践的に行いました。

 

 講師によると、胸骨圧迫は昔流行った「だっちゅうの」のポーズ(古いね。若い職員は知ってるかなあ)がお手本だとのことであり、(写真左)筋肉トレーニングを趣味とする介護員の、お手本通りの見事さに感心しました。体幹を鍛えているから胸骨圧迫がうまいのでしょう。(写真右)バッグバルブマスク(アンビューバッグ)の実習を行い、新人職員にはよい経験になりました。一見簡単そうに見えますが、初めての人には難しく、一人で使いこなすには長い経験が必要だということを学びました。

 施設と救急隊との連携プレーが迅速な救命につながるので、更に精進し、安心安全を目指してまいります。ご協力いただきました中央消防署様、泉野救急隊様、講師様に感謝申し上げます。(施設長)