
絶品出前ランチに笑顔満面~招龍亭
新型コロナ禍により、外食やショッピングへのお出かけを自粛していることから、外食の雰囲気だけでも味わっていただきたいということで、出前ランチを実施しました。
美味しいお弁当を前にすると皆さん笑顔になられますね。
職員が手作りした折鶴の箸置きとテーブルセット。職員も自費でそれぞれにお弁当を注文し、ご一緒にいただきました。
いつもの食堂フロアで給食をいただくのではなく、玄関フロアに場所を移していただくお食事は、何だかウキウキします。
招龍亭さんの、ちょっと豪華な中華弁当。
皆さんの笑顔が私たちのモチベーションになります。
美味しく食べていただき、ありがとうございます。
安曇野にある特養で、ご利用者様がドーナツをのどに詰まらせたことに対する高等裁の判決がありました。
ドーナツを食べさせた准看護師を業務上過失致死に問う裁判でした。出されたドーナツは直径6センチほどの小さなサイズだと想像しますが、施設はあらゆる窒息のリスクを検討していたはずです。加齢により嚥下機能が低下するにつれて、飲み込みやすいゼリー状のお食事に変更するのですが、それでは食事は味気ない。
施設は窒息のリスクと常に闘いながら、ご利用者様の食への喜びも断ちたくないという葛藤に悩んでいます。
施設が窒息による刑事罰を恐れるようになれば、それが介護の委縮に繋がりかねません。究極の安全は流動食(経管摂取)ですから、窒息を恐れるあまり、自分の歯で噛んで飲み込む楽しみを奪ってしまい、出前ランチなど窒息の危険が極まりないからダメだということになりかねません。
出前ランチを食べられた後、どなたも不調を訴えることがなかったことに安堵。この日は、皆様の笑顔に助けられ、今日も一日、何事もなかったことに感謝しました。(施設長)