
緑の森に浮かび上がる、山吹色の施設の中 ~パート2~
GWは終わり、石川県独自の緊急事態宣言が発令されてしまいました。
普段ならば、世間では5月病が~という季節ではございますが、皆様いかがお過ごしですか?
異動職員も新人職員も、「5月病」などと言っている暇なく、仕事や入居者の顔や状態を覚えるのに必死ですぞ。
では・・・今回は入浴編!!
特養をご存じない方の、七不思議のひとつ?!
どうやって要介護3以上の方の入浴を介助しているのか!?
この様な『特殊浴槽』を使用して、ゆったりと全身浸かって頂いてますよ!
まず、『臥床浴』
その名の通り、寝た状態で入れる寝台浴槽です。
モデルをかって出てくれたH相談員とK介護員
車いすから昇降可能な寝台車に乗せ
浴槽に『カチリ』と合体させます。
普段なら、浴槽に入る前に、頭や顔、身体を洗ってしまいますよ。
身体が浮かないようにベルトを締めて、安心して入浴して頂くため、安全バーを握ってもらいます。
『横に動きますよ~』
と声を掛けながらスライド。
この部分もカッチリ合ってないとスライドしません。
そして・・・。
浴槽が上に上がってきます。
ゆっく~り上がってきますよ。
身体の下の方から、暖かいお湯が上がってくるような状態です。
寝た状態で、ゆっくり肩まで浸かれます。
ブクブクとバブルも出せるんですよ。
源泉かけ流しです(笑)
次は、『リフト浴』
車いすのようなシャワーチェアーに乗り換えます。
この浴槽に入れる方は、車いすでも、自分で立てる、または掴まり立ちが保持できる方です。
頭と体を洗って~
ちょっとリクライニングさせてから形の変わった浴槽へ~
座っている椅子ごと、浴槽に入ります。
奥まで入ったら、後ろの扉を閉めます。
案外、目の前にモニターの壁があることで、圧迫感があるらしいです。
でも何もないとそれも不安かも。
なんだか、遊具に乗ってるみたいですね
入居者は小柄ですから、H相談員の肩くらいに頭が来る状態です。
お湯は、目の前のタンクに貯められていて、足元からボタン一つで出し入れされます。
カメラメセン、アリガトサン。
家では入れませんよね。養護老人ホームや有料老人ホーム等にも、リフト浴はあっても、臥床浴はあまり設置されていないのでは?
皆さん。お風呂に入るまでとっても嫌がる方もおいでます。
でも、ふろ上がりは「ありがとね~入って良かったわ~」と言ってくれていますよ。
その笑顔が、なによりの私たちの癒しです♥