
雛飾り
もうすぐ3月・・・なのにまた雪・・・
でもこの雪とも、もうすぐ見納め!!・・・週末にまた雪予報ですが・・・。
ごそごそ・・・とそんな中、玄関ロビーに職人が来てますよ?
⇐何をしているのかと、覗き込むテルマエロマエK氏
通りすがる、みんなが気になる・・・。
なるほど・・・雛飾り!
昨年はリハビリ室に飾っていましたが、今年は玄関ロビーに!!
職人N氏、手馴れた手つきで
漆塗りの段の上に、緋毛氈を設置!
緋毛氈の赤は、魔除けの赤。
子供が健康に育つようにとの願いが込められているのだとか。
雛人形・ひな祭りの謂れは・・・
古代中国の「川で身を清め、邪気を払う上巳節」⇒日本古来の「人形(ヒトガタ)流し」という厄払いと結びつき⇒平安時代の貴族のままごと「ひいな遊び」⇒江戸時代に「雛市」から段飾りが生まれ、「ひな祭り」となったそう・・・。
昔々は、生後1年未満の死亡率は高く、明治32年でも15.38%。
それ以前の時代の子が、3歳まで生きられる確率は、更に低かったと思われ、「人形流し」と言う厄払いの行事が
いつしか、子供の健康と成長を祈るものとなり、
現在の形になってきたご様子。
『出したなら 片付けなければ ひな人形』
「婚期が遅れる!?」などの迷信がございますが・・・。
それは、元来、「人形流し」から厄を受けた人形を水(川)に流す代わりに、素早く片付け、厄払いをすることからきているのだとか。
とりあえず、3月5日までには片付けましょう!
お雛様にとっては、現実、湿気が敵なので天気の良い日を選びましょう♥
さあ、できあがり・・・
・・・と言いつつ、何かが気になるらしい、職人N。
微調整に入ります。
そうそう。
おさがりのお雛様は良いの?!
基本・・・NGなんだとか。
ひな人形はその子の厄を一身に引き受けるもの、と言う意味があり、母から娘は勿論のこと、姉妹間であっても、NGなんだとか・・・
・・・人形屋さんの売り込みではないですよ?笑
もちろん、地域によっては、「○○代受け継がれた~」とかいうお雛様もありますので、
気になる方は、娘それぞれに、1対ずつ・・・ケンカにならない様に・・・
気にならない方は、引き継いでも・・・姉妹仲良く♥
逆に、買わない、買ってもらわない・・・と言う手も それもあり!!置くところない!
ちょうど、通院から帰っていらした方へ初お目見え♥
「あら、かわいいねえ~♥娘に買うてやったわ~」
第二万陽苑の淑女の皆様に聞きましたところ、
自分が買った、いや買わなかった。孫に買ってやった・・・などなど・・・。
なにしろ、ひな祭りはこうして時代を越えて大切にされてきた風習。
時代が変わるごとに変化はしてきましたが、
子供の健康・成長を願い、祝うのは変わらない風習ですね♡
ライフスタイルや、食生活の変化で、方法も変化していますし、
次世代は『デジタル雛人形』とかになってしまったり・・・ありえる・・・
新しい物、古き良きもの、家族みんなで選ぶのも良いのではないかと思います♡
to be continued